白いYシャツと夏空と君。




「……まった、…お前ら付き合ってたんじゃ…ないのか?」


まだ放心状態の翔太にゴローはニヤリと悪巧みな笑みを見せた。



「お前らが勝手に思ってるだけだろ?」


「………んだよ」



はぁっと大きなため息をつき、クシャっと髪の毛を掻き回した。




「…繭はさ、怖いんだよな」





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