結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
先にシャワーを浴びた洋貴さんの元に行く。
書棚とパソコンに挟まれたシングルのパイプベット。
上半身ヌードの洋貴さんが私を待っていた。
「よろしくお願いします…」
私はバスタオルを巻いた姿で布団の上に正座。
丁重な挨拶を洋貴さんにした。
「ぷっ」
洋貴さんは片足を立てて…大笑い。
「だって…ちゃんと挨拶しなきゃ」
「何の挨拶??」
「それは…」
「理由が分からん…ともかく早く入って来い」
狭いベットに私のスペースを作って、手招く洋貴さん。