結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
私は彼の腕の中で眠った。


眩い光を放つ朝の陽射しがカーテン越しに部屋を照らす。


「杏里」


「う~ん…」


「会社に遅れるぞ…」


その言葉で私は慌てて、飛び起きた。


「朝から誘ってるのか?」


スーツ姿に眼鏡のいつものスタイル洋貴さん。


私に向ける視線は昨日の夜と同じで卑猥。


「!!?」


私は自分のあられもない姿に赤面。


「服着るから…出て行って下さい!!/////」


「…分かった…5分で用意しろ」
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