結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
5分で私は昨日の服と下着を着込む。



「!!!?」


乱れたシーツに紅いシミ。



私はシーツを剥がして…部屋の外に出た。



「申し訳ありません…シーツ汚したみたいで…」


「……俺も気付いてた…。俺は嬉しかったよ…。杏里にとって、自分は初めて男だと気付かせて貰えたから…」



「/////」


「早くメシを食え」


「はい」


洋貴さんの用意した朝食は買ってきた思われるスナックパンににコーヒーだけ。


「…わりぃな~。ゴージャスじゃあなくて」


「いいです…別に」
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