結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
「俺は杏里を手に入れたはずなのに…何だか以前にも増して不安になる…。お前に触れないとキモチが落ち着かない」



「!!!?」


洋貴さんは隣居た私をデスクに押し倒す。



「ま、待ってください!!?洋貴さん」



オオカミになるには早いって!!?


夜の帳が降りるのも待ちきれず、オオカミに豹変。


乱されたスーツ。


私の肌に触れる洋貴さんの指先が私の身体に熱を与える。



「ち、ちょっと!!?」


「俺に身体を預ければいい…力を抜け…杏里」



私の嬌声が室内に響く。



< 133 / 207 >

この作品をシェア

pagetop