結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
そして、私の手の甲に唇を寄せた。



何もない王子様だけど…


確かに愛は在った。



「私、洋貴さんと結婚します!」


お飾り社長だった私に仕事を教えてくれて、


男を教えてくれた初恋の人。




私は彼と結婚する為に…中尊寺家を捨て、社長を辞任。



シスターに見せる為のウェディング写真を撮影。


式は挙げず、入籍だけの地味な結婚だった・・・
< 160 / 207 >

この作品をシェア

pagetop