結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》

~洋貴side~

俺も仕事に集中したいが…手に付かない。


昨日が予定日のはずなのに…遅れている。



たかが1日だけどーーー・・・


俺は焦っていた。



「栗原…赤ちゃんの誕生を心待ちにするのはいいが…会議の時間に遅れるぞ」


「あ・・・申し訳ありません><;」



俺はすっかり会議のコトを忘れていた。



慌てて、透真社長の背中を追い、会議室に向かう。



「お前も変わったな~。刺々しさがなくなった…」


「俺も結婚して性格が丸くなりましたから」



「互いに変わったってコトか~」


「はい」
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