結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
俺は陣痛で苦しむ杏里に代わって、入院グッズの入ったボストンバックを手にする。



「立てるか?」


「うん…」


お腹を両手で押さえて、陣痛の痛みを堪え、杏里が立ち上がる。



「!!!?」



杏里の足元にポタポタと滴る水???



「おい!!?待て・・・もしかしてこれって破水か!!?」



「!?」


俺は杏里のスカートの手に入れる。


硬い…感触がーーー・・・!?



赤ちゃんの頭が出てる???
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