結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
《3》お飾り女社長の花婿

~洋貴side~

杏里は見るからにお嬢様育ちで、ほんわかした女。


俺としては都合がいいが・・・


俺の望むタイプの女じゃない。
つまらない。



俺のタイプの女はもっと頭が良くて、きびきび動いて…俺の脳裏に浮かんだのは…奈央だった。


今や人妻となっちまったけど…


奈央ほどキレイな女はいなかった・・・



「洋貴さん…」


「んっ!?」



部屋に俺の相棒の武内つばさ(タケウチツバサ)が戻って来た。


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