結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
食前酒はスパークリングワイン。


シュワシュワと上がっていく黄金色の泡を見つめる私。


目の前にはステキな男性。


夢のような心地・・・



「カンパイしましょうか?」
グラスを持ち上げる洋貴さん。


「あ、はい」
私もワンテンポ遅れて、グラスを持ち上げる。

互いのグラスを近づけてカンパイ!!



洋貴さんはワインを一気に飲み干した。
喉に流し込まれてゆくワイン。
洋貴さんの喉仏が小刻みに動く。



彼の一つ一つ仕草に私は目が離せず…ジッと見つめてしまった。



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