結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
《5》意地悪なオオカミさん
~杏里side~
私は洋貴さんに精算を任せて、先に店を出て待っていた。
生まれて初めて味わうのこの胸の高鳴り。
緊張でいつになく身体も硬い。
どうしよう!?
今更、オロオロしても…仕方がない。
覚悟をキメないと…
「お待たせしました…」
「え、あ…いえ…」
「行きましょうか?」
洋貴さんは私の肩を抱いて来た。
ビクッと震える肩。
洋貴さんの手が私の反応で離れる。
「「・・・」」
互いに見詰め合って無言。
生まれて初めて味わうのこの胸の高鳴り。
緊張でいつになく身体も硬い。
どうしよう!?
今更、オロオロしても…仕方がない。
覚悟をキメないと…
「お待たせしました…」
「え、あ…いえ…」
「行きましょうか?」
洋貴さんは私の肩を抱いて来た。
ビクッと震える肩。
洋貴さんの手が私の反応で離れる。
「「・・・」」
互いに見詰め合って無言。