結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
ガラス窓の向こうには宝石箱をひっくり返したかのような美しい夜景。



レストランで見た夜景もステキだったけど。



また違った角度からの夜景に私は目を奪われる。
ガラス窓に近づいて、手をあて私は夜景を見つめた。



高速の照明。
遠目の橋の照明。
街の明かり。


全てが計算されたかのようにいろんな色の光を魅せる。


「本当にキレイ…」


「気に入った?」



私の無防備な背中に抱きつく洋貴さん。
私は夜景に夢中になってしまって、
オオカミさんに隙を作ってしまったーーー・・・
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