結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
杏里は俺を拒絶。


少し刺激が強すぎたのは認める。


椅子から立ち上がって、決算報告書を手にした。



「常務に俺と君の関係も話した。結婚の許しも貰った…。唯、暫くは俺との婚約は社内では秘密らしい…」



「・・・私…あなたとは結婚できません…」


「!!?」


「・・・出て行って下さい…」


「・・・」


「それは出来ない!!」






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