結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
「杏里は叔父が悪行を…」


杏里は心から信頼している叔父が影で悪いコトしていると俺が言っても多分、信用しない。


俺のコトなんてまだ何一つ知ってないし、

俺を拒もうとしている。


でも…言うしかなかったが・・・


この部屋のどこかに潜む何かを感じた。



誰かに見られている…?


誰かに俺と杏里の会話を聞かれている…?



俺は言いかけた言葉を濁し、辺りを見回す。


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