結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
いつもは人の弱みを盗み出す為に罠を仕掛ける立場の俺が…罠に仕掛けられている。


そんな感覚を身体に味わう。



「洋貴さん…私の言葉が…」


「黙れ…」


俺は叔父が用意した自分のデスクの引き出しを全部…開けた。


俺の感じた何かが形となって現れたーーー・・・



盗聴器だった・・・



俺は一番下の引き出しにガムテープに貼られた盗聴器を手にする。



「何ですか?これは??」


「盗聴器だ・・・」



「!!?」
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