結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
「一体、部屋まで一緒って…どう言うコトですか??」


このまま…何も言わなければ、私は洋貴さんの言いなり…全ての主導権を握られてしまう。



「・・・俺たちは結婚するんだろ?」



「そ、それはそうですけど…」



「富田さんも祝福してくれてるコトだ…まあ~物分り良すぎるトコが少し…変に思うが…多分、富田さんは叔父様の手駒だな」



「そんなぁ!!?富田さんは私が一番、信頼寄せてる執事です!!」



「…杏里…お前は誰でも信用し過ぎだ」



「・・・」



まるで私の周囲は敵ばかりと言わんばかりの洋貴さんの言葉。



「じゃあ~あなたは信用出来るんですか?」


私は洋貴さん一人を信じて付いて行けばいいの?


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