結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
夕食を終えて、二人で部屋に戻った。



私のベットの枕が一つ増えていた。
仲良く並ぶ二つの枕。


「枕みたいに仲良く今夜も寝るか?杏里」


「え、あ…///」


洋貴さんはすっかりこの邸宅に馴染んでいた。
先にバスルームに入ってシャワータイム。


私は盗聴器の存在を知ったからどうも落ち着かない。

ソファーに座ってテレビを付けて、お笑い番組を観てるのに…平然と笑うコトも出来ない。



平凡だった昨日まで日常がーーー・・・



「上がったぞ~杏里」



「!!?」
< 94 / 207 >

この作品をシェア

pagetop