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朝起きて、リビングに行くとウチの両親と春の両親が楽しそうに世間話をしていた。
「あ、莉鈴おはよう」
「おはよ」
あたしに気付いたお母さんが、そう声をかけた。
「りぃちゃん17歳おめでとう」
春ママが挨拶変わりに、そう言ってくれた。
「りぃも17歳か…早いなぁ」
少しだけ寂しそうに、そう言ったのは春パパ。
「大きくなったでしょ?」
そう言ったあたしに、
「身長はそうでもない」
春パパがそう突っ込むと、リビングにあたしたち5人の笑い声が響いた。
お母さんもお父さんも、春ママも春パパも、あたしの誕生日を朝から祝ってくれた。