お前が俺に残したもの
教室の外でこっそり愛華に目をやる
丁度、黒板の目の前に立っていた
恐らく自己紹介してる所だろう
窓を少しあけ隙間を作り教室の中の声に耳を傾ける
黒板には
【塑河 愛華】
と書かれ担任が軽く愛華の自己紹介をしていた
「自己紹介して下さい」
「…塑河愛華です。」
「…だけ?」
「はい。あたしの席どこですか?」
「え?あ、あぁ、右の一番後ろだ」
担任に指定された席に座る愛華
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