お前が俺に残したもの




「そっか…」



一瞬寂しそうな顔を見せ

「昴さんもお仕事があるもんね」

笑顔で俺に微笑む


もしこのとき…お前の笑顔の奥に隠された闇に

気づくことができてたら…


少しは何かが変わっていただろうか…




パタパタと大きなスリッパを滑らせ俺の前から消える

お前を少しでも引き止めていたら…





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