お前が俺に残したもの





「これは…愛華のなんだ。道に落ちてた…」



みんなが言葉を失う


「ごめんな…待っててくれたのに、手がかりも無くて…」



「嫌!手がかりはあるよ!」


「そぉだよ!あるじゃん!」


「え?」


明るく言う双子を交互に見る



春:「天才な昴くんでも分かりませんか?」



「そのキーホルダーは落ちてたんだろ?」



「え?ああ…」


「じゃあ!家出じゃなく…誘拐だ!」



「なんで?」



「普通なら落ちるもんじゃねーだろ?それに乱暴に扱われたのか紐がちぎれてる!」



よく見れば双子の言った通り紐はちぎれていて
ボロボロになっている



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