お前が俺に残したもの
0026
今日は愛華の命日
みんなで並んで仏壇の前で手を合わす
「愛華…
正直まだ受け入れがたい
でも…俺はもなを不幸にはしたくない
俺の持てる愛情で精一杯愛すよ
なぁ…どこかでみてるか?
直と春は二人とも結婚して子供も居るんだ
二人とも男の子で同い年なんだぞ?」
仏壇に手を合せながら呟く俺
「ぱぱ?」
俺の方をジッと見て
隣で静かに手を合せるもな
「まま、いつ帰ってくる?」
手を合せながら言うもな
「まま、もなはままとぱぱがだぁいすきだよ?」
笑顔で言うもなに涙がでそうになる
「ままに会えないのは…寂しいけど…
でもね!直たんと春たんとお嫁さんが居てくれるから
もなはねさみしくないの。
ねぇまま?もな今日も笑ってるよ」