お前が俺に残したもの
「ねぇ…ぬいぐるみの部屋って…」
「え?」
「…ううん。何でもない」
俺がソファーに座ると愛華も隣に座る
「先週…」
「えっ?あぁ。泣いちゃったこと?ごめんなさい」
「嫌。それじゃなくて…」
「ん?」
「春に聞いた」
「え…なにを…?」
目を泳がせながら知らんぷりをするからスクッと
立ち上がり愛華の前に座り目を合わせる
「…ぁ…あの…」
「教えてくんねーの?」
「嫌っあの…ですね!」
明らかに挙動不審