君と君と、それから君。(短編)



それから月日が経って、
私達は今年二年になった。

Kと私はクラスが離れてしまって
教科の選択も全く違うのであまり会えない。
でも少しでも時間が空くといつも二人で喋っている。

自分で言うのもなんだが、かなり仲良し。

心の中で誓ったとは言え、最初は

((ほんとに親友と思ってくれてんの?))

と疑っていたが、今は親友だと信じている。

何があっても信じ抜くと決めているし、Kも私を信じていると確信している。


その証拠に体を触られるのが嫌いなKは私にしか寄り掛からない。

Kに
「何で私にしか寄り掛からないの?」
と聞いたことがあるけど

「私は信用した人にしか寄り掛からないし、何よりSと寄り掛かかると安心できるもん。」

と言われてとても嬉しかった。

実を言うとちょっとだけ自慢だ。

私たちが親友ということは周りには内緒にしていて、
自慢できないので、ここで自慢してみた。




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