君と君と、それから君。(短編)



そうやって高校に入った私は
すでに完璧な上辺だけの人間になっていた。


どんな子がいるのか、少し緊張しながら入ったクラスはすごく賑やかだった。

((ほんとにみんな違う中学校出身なのか...?))

そう思えるほどに賑やかだった。


第一印象を大事にしようと思い、私も前の子に話しかけた。

この子に話しかけていなかったら
親友には出会えてなかった。

前の席の子は名前を
Eと名乗ったので、私はそのままEと呼ぶことにした。




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