秘密な結婚

「え…、じいさん、

いいのか?

もう、隠さなくても…」


おじい様はチロ、と拓真を見て言った。


「もう、反対派とは話がついた。


だが…条件がある」


「条件?……何だよ」


「二年後に、パシフィールに戻れ。


後継者として勉強するんだ」



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