Taboo ~タブー~
「ふぅ・・・」
帰宅後、
俺はすぐベッドに倒れこんだ
苦しい。
吐き気がする。
もちろん熱なんか無い
「そっか
俺はいわゆる"ホモ"なのか」
ずっと前から
分かっていた結論を口にすると
笑いがこみ上げてきた
可笑しくてたまらない
俺は昔から自分の気持ちを
抑え込むのが得意だった。
黒い怪物が中で
のた打ち回るような気分。
まぁ、たまに
抑え込めないときもある
そのときの俺は凄まじいらしい
・・・あくまで聞いた話だ。
だいたい記憶なんか消し飛んでいる
「凪、知ったらどう思うかな」
きっと気持ち悪がるだろう