近くて遠い距離
――*――*――*――
「笑顔咲く~♪君~と、つ~ながて~たい~♪」
「あたしさくらんぼ~♪イェーイ!!」
ジャカジャカと曲が流れる。
恵麻がマイクを握りしめて踊る。
それに動じる事なく、愛は私に話し掛ける。
…うん、皆自由人だ。
この状況見たら、きっと誰でも
団結力ない人達だなぁ。
と思うだろう。
そんな事を考えながら楽しそうに歌っている恵麻ちゃんを見ながら愛の話しに相槌をうっていると
――ピロリロリン――
携帯が鳴った。
「あ、古泉からかな。」
パカッと携帯を開く。
メールだ。
…?
「誰からだろう…。」
メールの送り主は、見た事のないアドレスからだった。
スクロールして、内容を見る。
―――――――――――
着いたー( ̄∀ ̄)
部屋、何号室?
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でも、メールの打ち方は古泉だ。
メアド変更のメール、きたっけ?
うーん…。
首を傾げながら取り敢えず返信する。