近くて遠い距離
今思えばぃぃ処なんて一つも無いじゃん。
強いて言えば、ノリがぃぃ処ぐらいかな。
「田中さん、歌ってもぃい?」
「あ、ぅん。ぃいよ。」
古泉に呼ばれて我に帰る。
考え事?
そう言って笑う古泉を横目で見る。
「別に。っていうかあの友達と古泉、仲ぃぃの?」
「ぃぃってものじゃねぇよ。もう、結婚しようかって言ってる程の仲なんだから。」
「要するに、今凄く仲がぃぃって事ね。」
ふぅーん。と小さく相槌を打って惠麻ちゃんの横に座っている友達を見る。
すると、パチリ。
目が合った。
ニコッ、と取り敢えず笑っておく。
「本当、普通にしてたら可愛ぃんだけどな~。」
古泉が横でブツブツと何かを言っている。
誰の事言ってるんだよ、お前。
まさか私に言ってるんじゃないだろうな。
ジトーと古泉に視線を送る。