近くて遠い距離








『……俺、明日逢ったら田中さんとキスしたい。』








馬鹿じゃないんだろうか。



そんな、


低い声で



掠れた声で



色っぽい声で



甘みを帯びた声で


囁くなんて。




聖は確信犯だ。





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