いじめと恋
2、いじめ
いじめ。

小学校高学年から、いじめがない年なんてなかった。

一年ずつレベルが上がっていく。

そして、あたしは思った。

なんでいじめが、この世にあるの??

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小学4年生

いじめのはじまり。

4人グループ。

また一年楽しく過ごせると思った時だった。

朝、いつもの友達にいつものように話かけた。

だれも話してくれない。

聞こえなかったのかな??

でも、それにしてもおかしい。

まさか、いじめ??

一回無視されたくらいで、いじめって言わないよね??

きっと大丈夫。

結局その日は、しゃべってくれなかった。

昨日は、ふつうだった。

ふつうに、しゃべってくれた。

一緒にいてくれた。

あたし、なにかしたかな??

人がいやがるようなこと、したかな??

心あたりは、ない。

明日は、しゃべってくれるかな??

今日のこと、お母さんに言えなかった。

大事にしたくなかったから。

なんか、学校行きたくないなぁ。

_次の日_

やっぱり、しゃべってくれない。

なんか、一人でいるの、恥ずかしい。

ひとつの救いは、クラスみんなからは無視されていなかったということ。

だから、無理して笑うことができた。

ありがとう。

その次の日も、その次の日も、しゃべってくれる日はなかった。
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