reality love


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昼休みが始まって、いつもつるんでるヤツらと飯食って。


「今日、天気いいなぁ」






なんて思いながら、ちょっと眠気が襲ってきたことに気づいた。



あー。次の時間、サボろ。


ダメだ。こんなんで授業受けてたら、完璧寝る。




1人で屋上に向かって歩く足取りは、なんとなく軽かった。


もうそろそろ授業が始まるので、屋上近くまで来れば生徒が少ない。




屋上につながるドアを開けた。





「おー。貸切じゃん!!」



屋上のど真ん中で体を大の字にして目を閉じた。




俺の眠りの邪魔をするやつはドコにもいない。

っつか、起こしたら容赦なく罵ってやる。

今の俺なら絶対できる!!!!




そんなコトを思っていても、どうせ邪魔するヤツなんかいないと思っていた。







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