reality love


そして、いつも通り屋上に行く時間がきて。


自然と屋上に向かう。



屋上の重たいドアを開けば、そこには・・・。





「・・・あれ?今日、いないんだ」



いつも笑顔で出迎えてくれるはずのバカが、今日はいない。



「なんだ。昨日のこと、聞こうと思ってたのに」




とりあえず、いないんだから仕方ない。

アタシは、ブレザーを脱いでスカートのポケットに入っていたタバコに火をつける。



こんなトコ見られたら、アイツなんて思うかな?

ってか、その前に先生とかに見られたら間違いなく処罰だね。



まぁ、別にいいんだけどさ。






空は、青かった。

アタシの視界には、青い空と白い雲とタバコの煙が映ってる。




・・・・・なんか。


虚しいんだけど。





ってか、アタシ何のためにここにいるんだっけ?




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