reality love
向こうの世界から、アタシに似合わない世界に帰ってきたのが午前3時を回ったくらいで。
目を覚ましたのが、朝の8時だった。
「・・ん。がっこ」
つまらない、行く意味をもたない学校に行く理由は親にある。
アタシの両親は、結構ご立派な会社のご立派な立場にあるらしくて、
1人しかいない娘には、しっかりした学歴がほしいらしい。
自分勝手だよね。自分たちのためにアタシを利用するなんて。
だから、こうして捻くれた子に育っちゃうんだよ。
なんて思ったトコで、この状況がいきなり変わるわけもない。
重たい体を無理やり動かして、制服に着替える。