危険な学校
かなり低い声だった・・。


睨んでいたのは一瞬ですぐ笑顔で


「ごめんな?俺買うの遅くなっちゃって・・」


って謝ってきた。さっきのはなんだったんだろう?不思議だとは思ったけどあえて聞かなかった。


「いえ・・。大丈夫・・です」


全然大丈夫じゃないからっっ!!


本当に怖かった・・。


「大丈夫じゃないでしょ?だって姫奈ちゃん男性恐怖症じゃないの?」

「はっ・・・!??」


男性恐怖症???何それ?


「まさか気づいてないの?姫奈ちゃん男怖いでしょ?」

「はっはい・・。ずっと女子校だったので慣れてないんです・・」



私・・何自然と答えちゃってんの・・。でも答えてもこの人ならいい気がした。


小泉さんはハンバーガーを食べ終わった後いきなりあんなことを言った。

なんだと思う?

本当いきなりで私もビックリしたんだけど・・


「恐怖症直したい?」

「はい・・できれば・・」


「俺が姫奈ちゃんの男性恐怖症直してやるよっ!!」



とびっきりの笑顔で小泉さんは言った。
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