危険な学校
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カタカタカタ・・・。

下駄を履いていてしかも浴衣のために小走りになる私。

バスを降りて拓也がいる場所まで急いでいた。


あっ―――。

壁に寄りかかって音楽を聴いている拓也が目に入った。

こないだもちょっと思ったけど・・

私服・・翼も拓也もカッコいい気がする・・。



私は拓也の前まで行ってイヤホンを外した。


「うぉっ!?」

「ははっ。遅くなってごめんね??」


軽くいたずらをしたくなって私。

まあ・・良いよね、うん。



「遅刻したからなんか奢ってね。」

「えぇ!?そんなお金無いから!!拓也の意地悪。」

「嘘だってば。じゃ行こうかー」



2人でゆっくりお祭りの場所まで歩き出した。






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