危険な学校
私は静かに救急箱を取り出した。



「えぇと翼?どこ?」

「膝。」


膝・・・



私は翼の膝を見た。



「ちょっと・・!!っっっこれ大丈夫なの??なんか血がやばいよ??」

「たいしことないよ。中学時代もっとすごかったから。」



翼は平然と答えていた。



でも・・



膝から溢れるほどの血が・・。


これどこで転んだんだろう?



これで部活続けるのは大変だろうな・・



「翼!!今日は部活早退しなね!」

「え・・?大丈夫だし。」

「良いからっっ!手当するから椅子に座って?」


私は強制的に椅子に座らせた。
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