危険な学校
翼は照れながら


「ん・・。バイバイ」


と言って走って帰った。



翼でも照れるんだね・・。

初めて知った翼の秘密。


なんかすごく嬉しい

たいしたことないのにね。



――翼が帰った後でも部活はあるわけで・・



私はまたいろいろ雑務をこなした。



『お疲れ様でしたっっ!!』



陽が傾き始めた頃部活は終わった。


これで終わりだぁぁ・・。

もう私の体は疲れでピーク。

はやく帰ってお風呂入りたいな・・。



私は女子の更衣室に向かおうとするとき先輩が私の方に向かって歩いてきた。


「お疲れ様ですっ!!」


一応先輩だから挨拶をしとかないとね。

やっぱ上下関係ってめんどくさいな・・。


「おぉお疲れっ。姫奈初日から良くやってくれたよ。」

「いえいえ・・。そんなことないです」



先輩に褒められちゃった。

私は疲れが少しとれた気がした。
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