危険な学校
「あっ良いですよ!タオル私持ちますからっ」


私はさすがに悪いと思って拓也さんが取ったタオルを奪い返そうとした。


「良いからっ姫奈ちゃん疲れたでしょ?」

「でも・・・。」

「早く行くよっ」


そう言うと拓也さんは私の手を掴み走り出した。


「えっちょっあの・??」


私は戸惑いながら一緒に走った。


あれ?


私なんか可笑しくない?
今男の子に手触られてるのにいつもみたいに嫌だと思わないよ?

ついさっきだって翼に触られて嫌だと思ったのに・・。
どうしたんだろ。

それとも治ったのかな?
そうだねっ

きっと治ったんだよ。


よしっ!!



これでもう男の子克服できたよ!



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