危険な学校
そんな風に冷静?に考えてたけどだんだん恥ずかしくなった。


なんで私拓也さんと手繋いでるんだっけ?

ってかなんで拓也さん私の手繋いだんだ?


あっそかぁ!!


私がきっと足遅いだろうと思って引っ張ってくれてるんだね。


あながち間違じゃないんだけど・・。


私は自慢じゃないけど体育祭ではいつも後ろから1番。

だから今走ってるのも結構大変なわけで・・。


「たっ・・拓也さん・・!!ちょっと速いですっっ・・」

「えっ・・?あっゴメン!!」



そう言うと拓也さんは止まった。


「はぁはぁはぁ・・」

「ごめんね姫奈ちゃん・・。」

「いや・大丈夫です・・。」

「じゃあこっから歩いてこっか。もうすぐだしさ。」


そう言うと拓也さんは私の手をまだ繋いだまま歩き出した。


あれれれ・・。


もう走ってないから大丈夫なんだけど?


「拓也さん・・。あの手・・。」


拓也さんの視線が手の方にいきその瞬間


「ゴメンっっ!!俺ってばいつのまに・・!!本当ごめん!」


え・


気づいてなかったんですか?

ってか無意識に手繋ぐって・・・

普通ありえない気が・・・。
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