危険な学校

――朝。




うるさいほど鳴っている目覚ましを止めて学校へと向かう。



昨日は楽しかったな・・。



マネージャーって案外良いかもしれない。


なにより拓也っていう男友達が一人増えたのがすごく嬉しい・・。
これから部活の人と仲良くなれるかな？


大丈夫だよね。


苦手なのも治ってきたもん。



「姫奈～おはよぉ！」

「あっ真希おはようっ」


私が校門に向かって歩いているとき真希が後ろから声をかけてきた。


「今日体育テストだってよ～マジ無理だしっ」

「本当？？私体育出来ないし・・。真希運動神経良いのに何変な事言ってるの？」

「ウチは球技と走るのしか得意じゃないのっ器械運動は無理なんだよ」

「へぇぇ・・」



校門をぬけて昇降口に着くと声をかけられた。