危険な学校
――気分が晴れぬまま部活に向かった。


「はぁ・・」


「はぁ・・」


歩くたびに溜息がこぼれる。


よく“溜息すると幸せが逃げる”って言うけどもし本当だったら私今幸せ無くなっちゃったかも。



「姫奈っ!今日もよろしくなー」

「あっ・・拓也ぁ。うんー頑張るねー」


部室に入ろうとしたとき後ろから来ていた拓也が話しかけてきた。


なんかすごく今拓也の笑顔に救われた感じ・・。


ちょっとしか見てないけどちょっとは楽になった。


拓也ってすごいね。


さっきまで溜息しかして無かったけど自然と笑顔になった。


やっぱ男の子との友情もあるんだよねー。

うん。


あっ早く着替えなきゃっっっ!!



笑顔のまま更衣室まで向かった――
< 63 / 195 >

この作品をシェア

pagetop