危険な学校
そろそろ夏。


薄暗い道を二人で歩く。


「それにしても彼氏居たこと無いんだな・・。絶対あると思ってた!」


拓也はよっぽどビックリしたのかずっと言っている。

私にとっては拓也は付き合ったことない方がビックリなんだけど。


「私ずっと女子校だったから。男の子とかと会う機会無いし・・。ぞれに苦手だしね。」

「あ、そうだったんだ。じゃ付き合ったこと無い同士付き合っちゃう??」


鳥が森に向かって一気に羽ばたいている。


・・・・・?


・・・・・?


―――――!?



私今・・あっさり告白されたの?


ねぇ今のは告白ってやつですか!?


「あ・・その・・え・・!?」


私は驚きすぎて日本語が話せなくなってしまった。


今のって冗談?


もうなんなのーーーー!?


「俺・・姫奈が好き・。本気だから。考えといて。」

「え・・あの・・」


拓也はそれだけ言い残して走って行ってしまった。


マジですかぁぁぁ??


拓也・・本当・・なの??



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