危険な学校
真希は私を連れて部室――ではなく拓也のクラスの前までつれてきた。


何する気なの・・!?


真希って何考えてるか分かんないよ・・。


もう担任の先生は居なくてクラスに居る人もまばら。

ドアのガラスの所からこっそり覗くと拓也とその友達が仲良く話していた。


真希は中に居る拓也を知ってるのか分かんないけど・・

いきなり大声で


「拓也ぁぁ君!!ちょっとこっち来てーー!!」

「はぁ・・。あ、うん。じゃーな」



真希は叫んだ。


耳が痛いほど叫んだ。


なんか心も痛いです。



そんな変な真希を見ても平然としてる拓也は優しいね・。

その友達はみんな引いてるのに・・。


そんな事はどうでも良いんだよ!?

拓也・・来ちゃう来ちゃうよ・・?


「あ姫奈も居るんだ。で姫奈のお友達何?」

「私じゃなくて姫奈が話あるから!じゃ姫奈バイバイ~」

「ちょ・・真希!!・・・恨んでやる~~~」


真希はいつものように走って立ち去り残されたのは・・


私と拓也二人だけ。


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