危険な学校
拓也は私に近づいてきた。


どうしたんだろ??

目の前で拓也は止まった。


何・・?


そう思った瞬間私はさっきの出来事を思い出した。

さっきは無理矢理キスされそうになったんだよね?

なんかさっきと状況が似てる。


「目・・閉じて?」

「あ・・うん・・」


絶対されるよね!?

ってか私何頷いちゃってんの!?


そう思いながらも私は目を閉じた。


そして――・・


拓也はほんの一瞬私の唇に触れた。


「これで・・許してあげる♪」


もう拓也完璧Sになってるよーー!?

そんなツッコミが出来るわけ無く・・


ただただ・・恥ずかしくて顔が赤くなっていた。


私のファーストキスはあっさり終わった。
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