だけどやっぱり、好きでごめん
ピーンポーン



音が聞こえた。




今、家には誰もいない。



「はい」



「ミチル?!美咲です」



美咲ちゃん。



正直会いたくない。だって



美咲ちゃんが健人先輩と付き合え、って言うから。



あの時、付き合ってなかったら



健人先輩が亡くなっても



涙までは流さなかったし、



こんなに辛い日々を送んなかった。




大好きな人を失うのが、こんなに辛いなんて。
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