だけどやっぱり、好きでごめん
ドアを開ける。



「ミチル!」



美咲ちゃんは、少ししか経ってないのに可愛くなった。



彼氏ができたらしい。



ズルイよ。



・・・なんて。



あたしって性格悪い。



「ごめん、帰って!」



「え、でもこれあたしが焼いた、ケーキ・・・」



美咲ちゃんが箱を差し出す。



「いい!帰って!」



強引にドアを閉める。



最低だ、あたし・・・。
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