だけどやっぱり、好きでごめん
ヨウがあたしの手を握った。




「やめてよ!」




最後に手を握ったのは健人先輩。



まるで・・・ぬくもりが消えてしまう気がして。



「俺の事・・・嫌い?」



「嫌いじゃないけど・・・そういう風には見れないよ」



「見ろよ」



・・・ヨウ?いつものヨウじゃない。



「俺の事だけ見てればいいんだよ!!」



ドン!パリーン!



ヨウがコップを床に投げつけた。
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