だけどやっぱり、好きでごめん
お線香をあげる。




遺影の健人先輩の笑顔は、あたしまで笑顔にさせてくれる。





「ミチルちゃん、お菓子があるから。こっち来て」




和室からリビングへと移った。




「いただきます」



せんべいの袋をビリビリと開けた。



「どうしたの?」



「あの・・・」



「別の人でも、好きになったの?」
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