だけどやっぱり、好きでごめん
「あそこのスイート取ってあるから」



駅の近くにあるホテルを指さす。




「スイート?!マジで!あたし、入ったことないよ?急にどうしちゃったの・・・」




エリカは不思議がって、でも俺の後ろをチョコチョコと追いかけてくる。





俺は黙ってホテルの中に入った。




チェックインしてキーを受け取る。




「ねぇ、翔太・・・どういう、つもり?」




無視してスイートルームのドアを開けた。




「わぁぁぁぁ!!」




エリカは子供みたいにはしゃいでいる。




窓から見える夜景は、驚くほどにキレイだった。
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